今年はいつまで暑い日が続くのかと思っていたら、さすがに中旬にもなると昼間の気温は高めでも夜はぐっと下がるようになり、ようやく秋らしくなってきたようです。
先月からすでに全国各地でらんちゅうの品評会が開催されていますが、今月中旬からはいよいよ今シーズンもピークを向えます。11月3日、東京都・明治公園にて開催される「日本らんちう協会 第五十八回 全国品評大会」に向けて仕上げの最終段階に入ってきているのです。
昨年の第五十七回大会では当歳魚の部で見事に東大関を獲得した山田芳人さんですが、今年も昨年同様の活躍が期待されます。今回もそんな山田芳人さんの今の状況をリポートすべく、飼育池を訪問してきました。

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尾張優魚会 第十九回らんちゅう品評大会
9月22日(日曜日)、愛知県清須市にある「はるひ夢の森公園」において、尾張優魚会のらんちゅう品評大会が開催されました。同会の会長をつとめるのは山田芳人さんですので、本ブログの担当者も会場をおじゃまさせていただきました。
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山田芳人さんのらんちゅう飼育 9月
昼間は8月と同じような気温でも、夕方から夜にかけてはかなり涼しくなるようになってきました。らんちゅう飼育では、この日中の温度差がらんちゅうの見た目にいろんな影響を与えるようです。
今回、山田芳人さんの飼育池を見てびっくりしてしまいました。訪問前に電話で「魚、先月よりもだいぶ大きくなっていますよ。」と聞いていたので、サイズ的な部分ではさほど驚きはありません(とはいっても、本当にかなり大きくなっていたのでこれだけでも十分びっくりなのですが…)。何に驚いたかというと、とつぜんどの魚も品評会の会場で見るようならんちゅうに変わっていたからなのです。
先月撮影したらんちゅうを今回は7個体紹介していますが、先月の写真と見比べてもその変化は一目瞭然です。その中で、今回とくに気になったのは8-3の尾の変化です。8月の写真ではまだすっと横に開いた感じだったのですが、9月の写真では尾の両先を上手い具合に下げているのがわかると思います。これはほんの一例ですが、他の個体でも同様に多くの「良い変化」が見られます。今回も山田芳人さんに個体解説をお願いしましたので、先月とのちがいをじっくりとご覧ください。
夢吉
なかなか思う様に仕上らない魚で尾張りがイマイチです。色が早くから揚がり過ぎて、頭の発育もイマイチです。なんとか仕上げて地方大会入賞を目指したいです。
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山田芳人さんのらんちゅう、
水族館にて展示される
愛知県名古屋市にある名古屋港水族館において、2013年8月20日から9月1日までの約2週間、山田芳人さんのらんちゅうの展示が行われました。
名古屋港水族館では、2013年3月19日より「特別展2013年 金魚らいふ ~観る 知る 飼う~」と題した金魚の展示を行ってきました。日本を代表する観賞魚のひとつである金魚をさまざまなテーマで紹介し、水族館の来場者に金魚の魅力を知ってもらおうという企画です。
金魚の展示は南館1階の「海のギャラリー」で行われ、天井の高いひろびろとしたスペースの一部も展示場所となりました。
山田芳人さんのらんちゅう飼育 8月
毎日暑い日が続いています。
水道水から出る水も、水というよりはぬるま湯といった感じで、本当にこの暑さには人も魚も参ってしまいます。
毎月ご紹介している山田芳人さんの当歳魚も、この暑さで温室内の飼育池の水温が高くなりすぎ予想していた以上にうまく調整ができなかったため、残念ながら今回ご紹介できるのはわずか2個体のみとなってしまいました。ほとんどの個体が「戦力外通告」を受け、品評会向けの育成ラインから外れることになってしまったのです。
というわけで、当歳魚の成長と変化を追う「追跡シリーズ」は企画倒れになってしまいましたが、屋外の飼育池の方にはこんなにきれいで良い当歳魚がたくさんいるので、今回はそちらをご紹介したいと思います。