山田芳人さんのらんちゅう飼育 2016年12月

11月の大会が終わり、12月に入ってからのらんちゅう飼育はすっかり「休眠状態」という方も多いのではないでしょうか? 実際、水温が下がってきて餌を与えることもなくなってしまうと、あれだけ忙しくやっていた水換えの回数もほんの数えるほどになります。
弊社の当歳魚たちも、最近はあまりその姿をじっくりと観察していません。

先日、弊社の「特撰金魚の餌 星更紗」シリーズの監修をお願いしている山田芳人さんから「2017年版らんちゅうカレンダー」が届きました。dscn7348
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ブリストルシュブンキン

イギリスで改良された金魚として、ブリストルシュブンキンが日本で紹介されたのは今から十数年前でした。 当時、大阪の水族館で展示されたのですが、日本でこの品種が一般的になるのはそれから数年後のことです。これまで何度かイギリスから輸入されましたが、現在日本で見られるブリストルシュブンキンは日本国内で繁殖されたものです。 下の写真の個体はイギリス産のブリストルシュブンキンです。この品種の魅力はなんと言っても他にはみられないハート型をした尾びれですが、この個体はその特徴をよくあらわしています。当歳魚で、日本には秋から冬にかけてイギリスから輸入されました。 DSCF0120
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肉瘤の「かたち」いろいろ 2014年3月

今月は、先月の本ブログでお知らせしたとおり、山田芳人さんのらんちゅうの産卵のようすなどをお伝えする予定でしたが、取材の数日前に「4月からの消費税率変更によるかけこみ需要で仕事が忙しくて、今月は撮影の時間がとれそうにありません…」との連絡がありました。
ということで、今月は番外編として山田芳人さんのらんちゅう以外の金魚の話題です。

まずは、金魚の卵の画像です。卵を見ただけでは、それが何の品種であるかはわかりません(この卵はらんちゅうではありません)。この画像の卵はふ化間近なので金魚の目のようすがはっきりわかります。
この画像のように水槽を使用して卵を撮影するのは、じつはそれほど多いことはではありません。よほどのことがない限り撮影しないというか、したくないのです。けっこう手間がかかるということもありますが、何より撮影自体があまり楽しくないですし…
私の場合、自分で飼育している金魚で採卵を行い、水槽を部屋にセットしたまま、数日間ほぼ毎日同じ時間に撮影を行いました。卵だと金魚のように泳ぐことがないのでピント合わせがラクかとおもいきや、カメラを手に持って撮影すると、ほんのわずかに動いただけでもピントがずれてしまいます。
結局、時間がかかったわりに、このとき撮影した写真にはあまりよいものがありませんでした…
春といえば金魚の繁殖、ということで金魚の卵の紹介でした。

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