梅雨が明けて本格的な夏が始まるこの時期は、当歳魚たちもらんちゅうらしい姿を見せるようになり飼育に熱が入ってきます。山田芳人さんの飼育している当歳魚も、ほとんどが色変わりを終え、下の写真のような美しい姿となっていました。先月の本ブログにて色変わり前の黒い当歳魚をご紹介しましたが、下の写真はその時撮影した当歳魚といっしょに飼育されていたものです。
山田芳人さんのらんちゅう飼育 6月
この訪問も今回で3回目となりますが、見るたびらんちゅうたちはどんどん大きく成長しています。
飼育者ですら毎日見ていても大きくなるのがわかる、というほどですから、一か月もすれば誰の目にも大きく成長しているのがわかるわけです。
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山田芳人さんのらんちゅう飼育 5月
早いもので、前回の訪問から一か月以上が過ぎてしまいました。当歳魚の成長のようすを紹介する期間としては、ちょっと間が空きすぎなのですが、前回のブログで予告したとおり今回は当歳魚のようすをご紹介します。
まずは、一番大きな当歳魚です。訪問時で生後約45日、大きさは約40ミリ(全長)ほどに成長していました。すでに、肉瘤も発達してきており、一部の個体ではすでに色変わり(退色)も始まってきていました。「この時期(サイズ)の当歳魚は、泳がせる量をコントロールしてやらないと、尾筒の伸びた不細工な体型のらんちゅうに育ってしまうので、とくに注意が必要です」と、山田芳人さん。理想的ならんちゅうに育て上げるためには、こうした細かな配慮が重要となってくるようです。
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山田芳人さんのらんちゅう飼育 4月
今月より月に一度のペースで、先月発売となった「特撰金魚の餌 星更紗」監修者・山田芳人さんのらんちゅうの飼育管理方法などをご紹介していきたいと思います。第一回目となる今回は、4月上旬に山田芳人さん宅を訪問したときのようすをお伝えします。
訪問して最初に気になったのは、「星更紗」のパッケージに使用させていただいた、あの「日本一」のらんちゅうがどうしているかということです。さっそく山田芳人さんに、どの池にいるのかを伺うと「残念ながら、つい先日病気で死なせてしまいました」とのこと。これから、どんな立派ならんちゅうに育っていくのか楽しみにしていたので、とても残念です。今年、これから育てられるらんちゅうの中から、また昨年の「日本一」のような素晴らしいらんちゅうが見られることを期待したいと思います。
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