2016当歳らんちゅうの育成 その3

前回もご紹介した赤白ペアから得られた当歳らんちゅうの色変わりが始まりました。この当歳魚は、現在も水量50リットル程のガラス水槽容器で8匹を飼育しています。
じつはつい先日、この当歳魚が調子を崩してしまいました。水換えを行った翌日の朝、すべての魚が泳がなくなってしまったのです。よく見てみると、体表が白く曇ったようになり、各ヒレやヒレの付け根部分が充血しています。どうやら、飼育水槽内に設置しているフィルターの汚れが原因で水質が悪化したようです。早速、水換えをして、汚れていたフィルターは撤去することにしました。きちんと手入れをすればフィルターは有効な器具なのですが、フィルターのメンテにかかる時間を考え、今回は使用するのをやめることにしました。
この当歳魚たちは、現在は調子が戻りエサを食べるようになりました。

DSCN1409
続きを読む


2016当歳らんちゅうの育成 その2

前回ご紹介した赤と白のペアは、水量50リットル程の容器で飼育してきましたが、エサを多めに与えるとすぐ水が汚れてしまいます。赤のメスはとても食欲旺盛で、それこそ与えたら与えただけすべて食べてしまいそうな勢いです。しかし、よく食べるからと調子にのってエサを与え続けていると、また産卵してしまうかもしれません。
魚のサイズに対して水量が少なく、水換えばかりしないといけない状態になってきているので、そろそろこの容器での飼育も限界のようです。

DSCN7020
続きを読む


2016当歳らんちゅうの育成 その1

冬の間、屋内で飼育していた2匹のらんちゅうが、2月に入ってから産卵しました。しかし、数こそ多いものの、卵の状態はとても悪く、ほとんどふ化しませんでした。もともと採卵するつもりはなかったので、そのまま何日か放置していたら、数十匹ふ化していたので、小さな水槽で飼育することにしました。
その後、3週間ほど経った頃に2回目の産卵がありました。この時も、やはり卵の状態は悪くほとんどカビが生えたようになりましたが、今度は200匹ほどふ化しました。ふ化から30日経過した稚魚のようすがこちらです。

DSC_3385
続きを読む


秋から冬にかけての屋内飼育

昨年12月は、冬とは思えないほど暖かな日が続きました。
水温の高くなる日の昼間は、金魚にエサを与えてみるとけっこうよく食べます。しかし、飼育水を汚したくないので、もっと与えたくなる気持ちをおさえて、ほんの少しだけを与えることにしました。本格的にエサを与えることができるようになるのは、まだ何ヶ月も先のことです。

先日、金魚専門店で背中に銀色に輝く鱗が集中しているらんちゅうをみかけました。この写真は、その金魚店で撮影したものです。らんちゅうは、どの個体でも少なからず背中には輝く鱗をもっているものですが、この個体は、何枚もの輝く鱗が1カ所に集中しているせいでとても目立っていました。このような表現の個体はこの一匹だけでしたが、もっとこの光る部分の面積を拡げる方向に改良することができれば、面白くなるかもしれません。
DSCN1190
続きを読む