秋から冬にかけての屋内飼育

昨年12月は、冬とは思えないほど暖かな日が続きました。
水温の高くなる日の昼間は、金魚にエサを与えてみるとけっこうよく食べます。しかし、飼育水を汚したくないので、もっと与えたくなる気持ちをおさえて、ほんの少しだけを与えることにしました。本格的にエサを与えることができるようになるのは、まだ何ヶ月も先のことです。

先日、金魚専門店で背中に銀色に輝く鱗が集中しているらんちゅうをみかけました。この写真は、その金魚店で撮影したものです。らんちゅうは、どの個体でも少なからず背中には輝く鱗をもっているものですが、この個体は、何枚もの輝く鱗が1カ所に集中しているせいでとても目立っていました。このような表現の個体はこの一匹だけでしたが、もっとこの光る部分の面積を拡げる方向に改良することができれば、面白くなるかもしれません。
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昨年11月から、室内でもらんちゅうを飼育することにしました。冬でも、温かい時期と同じようにエサを食べるようすを観察したい、というのが飼育の目的です。このらんちゅうは、昨年本ブログでご紹介してきた山田芳人さんの系統とは別のもので、浜松産とのことです。繁殖させるつもりはありませんが、体の大きい赤い個体はメス、白い個体はオスのようです。
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この写真は、上の写真の個体がやってきた当日に撮影したものです。この写真からは、白い個体のほうはあまり変化が感じられませんが、赤い個体のほうは、お腹がずいぶんとふっくらしたことがわかります。
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やってきた当日、赤い個体は体重94グラム、全長13センチ、白い個体は体重70グラム、全長11センチでした。
それからちょうど二ヶ月後に測定してみると、赤い個体は体重190グラム、全長14センチ、白い個体は体重131グラム、全長12センチに成長していました。
どちらも、幅は出てきているようです。
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赤い個体の体重はおおよそ2倍になっていますが、体長のほうはそれほど伸びてはいません。タイマーを使って、毎日しっかり一定量ずつエサを与えるので、飼育水はけっこう汚れます。やはり、2〜3日に1回は水換えが必要です。