冬の間、屋内で飼育していた2匹のらんちゅうが、2月に入ってから産卵しました。しかし、数こそ多いものの、卵の状態はとても悪く、ほとんどふ化しませんでした。もともと採卵するつもりはなかったので、そのまま何日か放置していたら、数十匹ふ化していたので、小さな水槽で飼育することにしました。
その後、3週間ほど経った頃に2回目の産卵がありました。この時も、やはり卵の状態は悪くほとんどカビが生えたようになりましたが、今度は200匹ほどふ化しました。ふ化から30日経過した稚魚のようすがこちらです。
60センチ水槽で飼育していましたが、だいぶ大きくなり窮屈になってきましたので、飼育数を減らすことにしました。残したのはこの50匹です。
こちらは、この稚魚たちの両親の現在のようすです。赤い個体は、1月に体重を測定したとき190グラムでしたが、今月は220グラムになっていました。あまり増えていないようですが、2回も産卵しているので仕方ないかもしれません。一方、白い個体の1月の体重は131グラムで、今回は152グラムといくらか増加しています。相変わらず幅はありませんが、頭はちょっと彫りが深い感じになったような気がします。
先ほどの残した50匹の稚魚を60センチ水槽に戻しました。水槽での生活に慣れているので、エサをねだってこんな感じですぐわらわらと寄ってきます。
こちらは、1回目の産卵でふ化した稚魚です。もうすっかりらんちゅうらしい姿になっています。現在、この水槽にいるのは8匹だけです。
先月、山田芳人さんからいただいたらんちゅうの卵は、このとおり無事ふ化しました。しかし、まだらんちゅうらしい姿にはなっていません。
昨年ご紹介した明け二歳魚たちも、最近水温があがってきたので水換えを行いました。頭は昨年より発達してきているようです。