前回ご紹介した赤と白のペアは、水量50リットル程の容器で飼育してきましたが、エサを多めに与えるとすぐ水が汚れてしまいます。赤のメスはとても食欲旺盛で、それこそ与えたら与えただけすべて食べてしまいそうな勢いです。しかし、よく食べるからと調子にのってエサを与え続けていると、また産卵してしまうかもしれません。
魚のサイズに対して水量が少なく、水換えばかりしないといけない状態になってきているので、そろそろこの容器での飼育も限界のようです。
赤のメスの頭は、目先がちょっと出て角張ってきたような気がします。
白の方は、何か月か前よりは発達しましたしたが、相変わらず「固い」感じのする頭です。
こちらは、このペアから得られた青仔たちのようすです。
前回ご紹介してから半月ほどですが、けっこう大きくなってきています。そのため、飼育水の汚れがとても早く、ほぼ毎日水換えをしていても追いつかなくなってきました。冷凍アカムシをメインに与えていますが、飼育水が汚れてくると、食べる量が減るというか、食べ残すようになってきます。そんなときは、水を換えるとすぐもとのようにガツガツとエサを食べるようになります。
尾の開き具合のよさそうな個体を選んで、水換えをした際に思い切ってかなり飼育数を減らすことにしました。こちらが、残したほうの青仔たちです。尾の感じが微妙で、本来なら残さないような個体もまだいますが、もともと総数が少なくあまり選べるような状況ではないので、これくらいにしています。
一方、こちらは山田芳人さんから「卵」を送っていただいた方のらんちゅうの稚魚です。
今回、初めて選別を行いました。尾開きの悪い個体を中心に、成長の悪い個体も選別しています。
こちらが、これから育成していく稚魚です。今までは小さなガラス水槽での育成でしたが、今後はより表面積が広くて水量のある容器に移して育成します。