2016当歳らんちゅうの育成 その18

しばらく「当歳らんちゅうの育成」は更新していませんでした。その間、台風が何度もやってきたり、天気の悪い日が続いたりとすっきりしない日が多かったようです。最近では最低気温がかなり低くなる日も増えてきています。

今回の「山田芳人さんから卵でいただいた当歳魚」です。
「一応本命」は、少し顔に幅が出てきたような気がします。しばらくエサが足りていなかったようで、サイズはあまりアップしていませんが、調子はわるくありません。

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2016当歳らんちゅうの育成 その17

本ブログの写真を撮影する日は、たいてい飼育容器の水換えもいっしょに行います。水換え前は餌を与えていないこともあり、例の「浮き草」を水換えの後に与えてみると、ふだん与えている餌と同じような勢いであっという間に食べ尽してしまいました。
この「浮き草」、種類としては同じものでも育つ場所によって葉の固さなどがちがうせいか、よく食べるものとそうでないものがあるようです。今回の「浮き草」は、屋内のグッピー水槽で殖えたものを与えました。半屋外のような場所にあるメダカの鉢で殖えた「浮き草」は、これよりも葉に厚みがあり、緑色も濃いので見た目によさそうなのですが、こちらはそんなに喜んで食べてくれません。
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2016当歳らんちゅうの育成 その16

「浮き草」は、今週もらんちゅうたちに与えてようすをみています。今週は、当歳魚だけでなく、二歳魚にも与えてみましたが、あまり食べない個体もいました。よく食べる時は、夜の間にも食べているようで、朝には緑色のフンをしているのをみかけます。
ただ、その効果については、まだよくわかりません。もしかしたらもっと若いうちから与えたほうが体色によい影響があったのかも、という感じはしています。できれば、来年は浮き草を与えるらんちゅうと、与えないらんちゅうとで、そのちがいを比較してみたいと思っています。

さて、今週の「山田芳人さんから卵でいただいた当歳魚」はすべて「白」、よってすべて同一個体です。
こちらは今週撮影した最新の写真です。結局、1枚だけ赤い鱗が残りましたが、もともと色変わりが始まった頃は、もっと赤の面積の広い更紗になると思っていました。
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2016当歳らんちゅうの育成 その15

先週、育成中のらんちゅうの体色が薄いことが気になっている、ということを本ブログでお話しました。その後、昨年は与えていた「浮き草」を今年はまったく与えていないことに気がつき、さっそくらんちゅうたちに与えてみることにしました。すると、これが意外なほどよく食べてくれるではありませんか。
この浮き草は、メダカの飼育容器やグッピー水槽にたくさんみられ、水面を覆い尽くしてエサやりのときに邪魔なので、毎週すくって捨てていたものです。あまりにもよく食べるので毎日与えていたら、メダカやグッピーの容器の水面を覆っていた浮き草は、数日でほとんどなくなってしまいました。
この浮き草そのものがらんちゅうたちの栄養になっているのかどうかはわかりませんが、もしかすると消化器官にいる細菌の餌になるなどして、良い効果があるのかもしれません。
コケの代わりにでもなればという軽い気持ちで与えてみた浮き草。らんちゅうたちが好んで食べるのは、何かしらの不足しているものを取り入れるためでしょうから、これからも与えていきたいと思います。

さて、今週の「山田芳人さんから卵でいただいた当歳魚」のようすです。
久しぶりに、ガラス水槽に入れて肉瘤のようすを横から撮影してみました。モデルは「面被りもどき」です。
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2016当歳らんちゅうの育成 その14

今週は、水道水から出る水が飼育水の水温よりもぬるい日がありました。
水温が30℃を超えるようになってから、二歳魚たちの赤色が薄くなっていることに気がつきました。よくみてみると、らんちゅうではありませんが、他の品種の金魚でも同じように薄くなってきています。いずれにも共通するのは、「太陽光はあたらない」、「コケはいっさいない」という環境で飼育している、ということです。もちろん青水になることもありません。色揚げの餌を与えるということ以外にも、何かもっと有効な対策はないものかと思案中です。

さて、今週の「山田芳人さんから卵でいただいた当歳魚」のようすです。
「面被りもどき」は、いつも同じようなポーズの写真ばかりなので、今回はちょっとちがう感じのポーズを選んでみました。前回ご紹介した山田芳人さんの育成している兄弟魚たちの赤さにはびっくりしましたが、この個体は現在育成している中では赤が濃いほうです。
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