今週は、水道水から出る水が飼育水の水温よりもぬるい日がありました。
水温が30℃を超えるようになってから、二歳魚たちの赤色が薄くなっていることに気がつきました。よくみてみると、らんちゅうではありませんが、他の品種の金魚でも同じように薄くなってきています。いずれにも共通するのは、「太陽光はあたらない」、「コケはいっさいない」という環境で飼育している、ということです。もちろん青水になることもありません。色揚げの餌を与えるということ以外にも、何かもっと有効な対策はないものかと思案中です。
さて、今週の「山田芳人さんから卵でいただいた当歳魚」のようすです。
「面被りもどき」は、いつも同じようなポーズの写真ばかりなので、今回はちょっとちがう感じのポーズを選んでみました。前回ご紹介した山田芳人さんの育成している兄弟魚たちの赤さにはびっくりしましたが、この個体は現在育成している中では赤が濃いほうです。
恒例の100円硬貨とのサイズ比較です。みんなサイズは大きくなってきていますが、個体ごとの大きさの差はそのままのような気がします。
「一応本命」の個体です。成長がやや遅れ気味で、そのせいもあってかフンタンの発達も弱めで貧弱感は否めません。
「白」は、体長は伸びていますが腹があまりついてきません。大きくなっているので餌は食べているのでしょうが、もう少しボリューム感がほしいところです。
「紅白ペアから得られた当歳魚」です。どの個体も、もうあまり変化が見られなくなってきています。まだ飼育数を減らしていないので、飼育水が2日ももたない状態です。幸い、水換えさえすればガツガツ餌を食べてくれますので、飼育そのものはあまり気を使わずにすんでいます。
「コロコロ体型」の個体です。少し赤が薄くなってきているでしょうか?
こちらは、もともと色が薄いのでそれほど印象はかわりません。色以外の印象もあまり変わりませんが、大きくはなってきています。