2016当歳らんちゅうの育成 その15

先週、育成中のらんちゅうの体色が薄いことが気になっている、ということを本ブログでお話しました。その後、昨年は与えていた「浮き草」を今年はまったく与えていないことに気がつき、さっそくらんちゅうたちに与えてみることにしました。すると、これが意外なほどよく食べてくれるではありませんか。
この浮き草は、メダカの飼育容器やグッピー水槽にたくさんみられ、水面を覆い尽くしてエサやりのときに邪魔なので、毎週すくって捨てていたものです。あまりにもよく食べるので毎日与えていたら、メダカやグッピーの容器の水面を覆っていた浮き草は、数日でほとんどなくなってしまいました。
この浮き草そのものがらんちゅうたちの栄養になっているのかどうかはわかりませんが、もしかすると消化器官にいる細菌の餌になるなどして、良い効果があるのかもしれません。
コケの代わりにでもなればという軽い気持ちで与えてみた浮き草。らんちゅうたちが好んで食べるのは、何かしらの不足しているものを取り入れるためでしょうから、これからも与えていきたいと思います。

さて、今週の「山田芳人さんから卵でいただいた当歳魚」のようすです。
久しぶりに、ガラス水槽に入れて肉瘤のようすを横から撮影してみました。モデルは「面被りもどき」です。
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上見の写真も、いつものように撮影しました。写真でみるとあまり先週と変わりがないように見えますが、サイズは確実にアップしています。
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「一応本命」の個体です。こちらは、だんだんと他の個体との大きさに差が出てきました。「面被りもどき」と比較すると、一回り以上の差があります。腹はついてきましたが、大きくなるスピードはゆっくりです。
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「白」は、背なりがとても悪いのですが、この写真では太さがあってちょっと良さげに見えます。実際には、尾芯が傾いていたり、桜尾だったり、と欠点だらけの個体なのですが…
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「紅白ペアから得られた当歳魚」です。今週、飼育数をやっと減らすことにしました。そのせいか、餌食いがよくなり調子もとても良いようです。
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