山田芳人さんのらんちゅう飼育 2016年8月

昨年の5月以来となる、ひさしぶりの山田芳人さんの飼育池訪問です。
飼育池の入口には、以前にはなかった「熱帯魚飼育部屋」ができていました。ここで大型のアロワナなどの大型熱帯魚の飼育を楽しまれているようです。ここを通り抜けると、以前と同じらんちゅうの飼育池があります。
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山田芳人さんの飼育池のある場所は、温室のようなつくりになっているので夏の暑さは半端ではありません。今回も相当な覚悟をしての訪問です。しかし、意外なことに、この日は朝から曇っていたためそれほど暑くはありませんでした(それでも午前9時の時点で30℃)。温度計を持参していて、どれだけ暑いかをお伝えするつもりでしたが、この企画はボツになりました。

さて、本ブログでずっとご紹介してきている「山田芳人さんから卵で…」の兄弟魚たちのようすからご覧いただきましょう。今回、あいにく財布の中に100円硬貨がなかったので、50円硬貨で撮影しました。サイズ的には山田芳人さん育成の当歳魚の方がやや大きいもののそれほど大きな差はありません。しかし、赤の濃さはまったく比較にならないほどです。山田芳人さんによると、「色揚げはまだあげていないですよ」とのこと。ほぼ1日おきにすべて新しい水と交換されているようなので、私が管理するらんちゅう飼育容器とのちがいは、温度、明るさ、そして飼育池に付着しているコケくらいでしょうか。
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どの個体もみんなフンタンがよく出ていますが、ここまで発達しているのは、やはり育成環境というか、飼育技術のちがいという以外にないでしょう。
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兄弟魚たちの中から5個体選んで撮影させていただきました。
すでに、こんな品評会での審査を意識しているかのようなポーズをとっています。
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こちらの個体は、サイズは他の個体と大差はないものの、こうして写真でみると、もう秋の品評会シーズンの魚のような雰囲気を醸し出しています。
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こちらの3個体は、別系統で表現的にもちがった特徴をみせています。
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二歳魚、親魚も、秋の品評会用の個体は、当歳魚たちと同じようにしっかり換水を行っているとのこと。ただし、当歳魚には与える冷凍アカムシは与えず、浮上性のエサのみを与えて育成されているそうです。
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