2017年2月 山田芳人さんのらんちゅう飼育

昨年は本業の方がお忙しくなかなかご来社いただくことができませんでしたが、今年に入ってから山田芳人さんに社内で育成中のらんちゅうをみていただきました。その際、明け三歳魚たちについては「ずいぶん大きくなっていますね」とおっしゃっていただくことができたので、育成のペースとしてはまずまずといったところでしょうか。それ以外の課題はまだまだ多いのですが…

昨年は、水温の低くなる冬の間はほとんど餌を与えませんでしたが、今シーズンは以前から与えようと決めていました。通常、飼育書などでは「冬は与えない」とされていることがほとんどなので、まったく与えないという方も多いと思います。ただ、これは飼育水を青水にして冬越しできるということが前提です。うまく青水にすることができないと、金魚を良い状態に保ちながら冬越しすることはできません。真冬に青水の中を泳ぐ金魚たちがこうした植物プランクトンなどを摂食していることは、その緑色をした糞をみれば明らかです。つまり、飼育者が餌を与えなくても金魚たちは冬の間も食事はしているわけです。
ところが、社内の飼育スペースは日光が十分届く環境ではありませんので、たとえ青水をどこかから持ってきたとしても、とてもそれを維持することはできません。そのようなことから現在の飼育環境では透明な水で冬越しするしかないので、なんとかあまり痩せさせずに冬を越したい、というのが冬にも餌を与えようと思ったきっかけです。その結果については、また別の機会にご紹介したいと思います。 続きを読む


山田芳人さんのらんちゅう飼育 2016年11月

先日、Facebookではすでにご報告しましたが、弊社の「特撰金魚の餌 星更紗」シリーズの監修をお願いしている山田芳人さんが、2016年11月3日に開催された「日本らんちう協会 第六十一回全国品評大会」において、「親魚の部」で日本一の座を獲得しました。

n15_3616
n15_3629
続きを読む


山田芳人さんのらんちゅう飼育 2016年8月

昨年の5月以来となる、ひさしぶりの山田芳人さんの飼育池訪問です。
飼育池の入口には、以前にはなかった「熱帯魚飼育部屋」ができていました。ここで大型のアロワナなどの大型熱帯魚の飼育を楽しまれているようです。ここを通り抜けると、以前と同じらんちゅうの飼育池があります。
DSC_4860
続きを読む


山田芳人さんのらんちゅう飼育 2015年5月

今回は、今年初めてとなる山田芳人さんのらんちゅうのご紹介です。

この日の朝、待ち合わせ時間のちょっと前に山田芳人さんの飼育池に到着したのですが、山田芳人さんの姿が見当たりません。どうしたのかと思って携帯に連絡すると、「今、ミジンコを採っているのですぐ戻ります」とのこと。そんなにたくさんの量ではありませんでしたが、近所でミジンコを採ってくることが出来るとは、なんともうらやましい環境です。

いつも同じような構図の写真になってしまうのですが、当日の飼育池のようすです。

手前2列には当歳魚が泳いでいました。奥の列は二歳魚の飼育池です。DSC_0515
続きを読む