山田芳人さんのらんちゅう飼育 2016年11月

先日、Facebookではすでにご報告しましたが、弊社の「特撰金魚の餌 星更紗」シリーズの監修をお願いしている山田芳人さんが、2016年11月3日に開催された「日本らんちう協会 第六十一回全国品評大会」において、「親魚の部」で日本一の座を獲得しました。

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じつは、山田芳人さんはこれまで当歳魚では何度も日本一を獲得されていますが、親魚では今回が初めてとのこと。品評会から3日後の11月6日、さっそく山田芳人さんの飼育池をおじゃましてきました。

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「日本一」の親魚は、いっしょに出品した巣赤の二歳魚と2匹だけで養生中でした。
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水には色は付いていませんが薬が入っているそうで、ここで約2週間しっかりようすをみながら管理するとのことです。

下の写真は、今回の訪問時に撮影した「日本一」の親魚です。大会会場で見たときよりもずっと大きく感じられます。また、わずか数日のちがいですが、この日の方が状態もよくなっているようです。
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また、この日、山田芳人さんは金魚専門の雑誌の取材を受けていました。これまでにも何度も誌面には登場していますが、今回は東大関を獲得した出品者だけが受けられる特別な取材ということで、山田芳人さんのご友人の皆さんもそのようすを一目見ようと見学に訪れていました。

ところで、今回「日本一」を獲得した山田芳人さんの親魚は、じつは昨年の大会でも二歳魚の部で西大関(2位)を獲得しています。これには意外と気付いていない方も多かったようです。ちなみに、昨年の大会のときのようすはこんな感じでした。
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山田芳人は、金魚専門誌の取材で「じつは二歳のとき、ひそかに一番を狙っていました」と語られていました。今大会では、そのときのリベンジを果たしたというわけです。

二歳魚で西大関を獲得した2015年、同じらんちゅうを5月中旬に撮影していました。大会まで半年くらいあるこの時期、このらんちゅうはまだ当歳魚の面影を残すこんな姿をしていました。
なお、金魚専門誌「金魚伝承」には、当歳魚のときの写真が掲載されています。
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ちなみに、来年この個体が大関を獲得すると、3回目の大関ということで「横綱」の称号が与えられます。

ここからは、今回の訪問時にいっしょに撮影させていただいた山田芳人さんらしいすばらしい型をした当歳魚たちのご紹介です。
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