穂竜・変わり竜の産卵

昨年秋にやってきた3匹のうち、穂竜がメスであることがわかったのは昨年末のことでした。水換えを行った翌日、飼育容器のすみに卵が付着していることに気づいたのです。屋内飼育なので水温は冬でも15〜6℃くらいです。飼育容器を設置しているのは薄暗いところなので、水槽用の蛍光灯を使用しています。エサは冷凍アカムシを1日1回のみ少量を与え、あとはすべて浮上性の人工飼料(特撰金魚の餌 星更紗)です。水換えは週に1回程度しかできないので、エサを与える量は比較的少なめです。このような飼育方法ではあまり金魚を大きくすることはできませんが、飼育容器が小さい(50リットル程度)ので、これくらいでちょうどよい感じです。

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ブリストルシュブンキン

イギリスで改良された金魚として、ブリストルシュブンキンが日本で紹介されたのは今から十数年前でした。 当時、大阪の水族館で展示されたのですが、日本でこの品種が一般的になるのはそれから数年後のことです。これまで何度かイギリスから輸入されましたが、現在日本で見られるブリストルシュブンキンは日本国内で繁殖されたものです。 下の写真の個体はイギリス産のブリストルシュブンキンです。この品種の魅力はなんと言っても他にはみられないハート型をした尾びれですが、この個体はその特徴をよくあらわしています。当歳魚で、日本には秋から冬にかけてイギリスから輸入されました。 DSCF0120
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第八回 穂竜愛好会品評大会

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2014年10月19日(日曜日)、兵庫県赤穂市の赤穂城跡公園にて「第八回 穂竜愛好会品評大会」が開催されました。
穂竜(ほりゅう)は兵庫県赤穂市の榊誠司さんが作出した品種で、その榊さんが会長を務めるのが穂竜愛好会です。この会の特徴は、穂竜とそこからの派生する品種だけを対象としている点です。大会には全国から熱心な愛好家が集まりました。
審査は親魚、当歳魚、当歳魚二部、変わり竜の4部門で行われました。変わり竜というのは、穂竜から派生したさまざまな品種の総称です。
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台湾のらんちゅう品評会

今回は、昨年12月22日に台湾で開催されたらんちゅうの品評会のようすをお伝えます。台湾では、もう何年も前から日本と同じ審査基準によるらんちゅうの品評会が行われています。台湾の人たちにはお隣の中国で育成された中国型のらんちゅうの方が親しまれているのでは? と思いきや、台湾だけではなく中国でも日本のらんちゅうは楽しまれているのだそうです。 今回、山田芳人さんとらんちゅう愛好家の林達夫さんのお二人が台湾で開催されたらんちゅう品評会に招待されました。 下の集合写真で、山田芳人さん(前列で赤い靴をはいています)と林達夫さん(山田芳人さ んの右側 2人目)の間にいる方が会長の呉さんです。067
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