2018年12月 らんちゅうの育成

今月の当歳魚たちのようすをお伝えします。

今年は12月に入ってからも、水温のあまり下がらない暖かい日が続きました。なので、餌やりや水換えも11月までとそれほど変わらないペースできていましたが、ここ数日は突然寒くなり、水温も一気に一桁代前半にまで急降下です。

さて、今回は前回まだ色変わり途中だったこちらの個体からご紹介します。
11月のご紹介のあと、ほぼ一週ごとに3度撮影しました。画像は下に行くほど最近のものになるよう並べています。この個体の色変わりはとてもゆっくり進んでいて、3週かけてやっと頭の部分の黒色が少なくなってきた感じです。現在は頭部分にまだ少し黒色が残っているところがありますが、尾ビレ以外はほぼ色が変わった状態になっています。最終的には各ヒレの先端まですべて赤くなる猩々になりそうです。弊社の飼育環境ではあまり濃い赤色に揚がらないので真っ赤な猩々にはならないと思いますが、どうせなら日本オランダなどでときどき見られるような黄金色になってくれないかなあと思っています。


11月に、「こちらの個体は、まだ色変わりしそうな気配がありません。」とご紹介したこちらの個体、その後も黒いままの状態が続いています。こちらも1週毎に撮影した画像を順に並べてみました。よく見てみると、3枚目のもっとも最近撮影した画像では、尾ビレ全体に赤色がすけて見えるようになってきています。


最後は、ふつうに赤いこちらの個体のご紹介です。尾びれの張りが強いので、いつ撮影してもたいていこんな感じの写真になってしまいます。それでも、そんなに変な泳ぎ方をすることもないので、もしかすると二歳以上になったときにちょうどよい具合になるのでは、と密かに期待しています。