6月初めにふ化した稚魚の尾びれが開いてきたので、まだちょっとサイズは小さいのですが、一回目の選別をすることにしました。
飼育容器の水を抜いて稚魚を集めてみると、意外とたくさん稚魚はいるようです。せいぜい数百匹くらいだろうと思っていましたが、1000匹はいそうな感じです。今回は尾開きの悪いものと、成長不良の個体を中心に軽めに選別しました。
この稚魚の卵を産んだメス親です。最近やたらとエサをよく食べ、どんどん成長中です。ご覧のとおりフンタンも立派になってきています。
山田芳人さんから卵でいただいたほうの当歳魚のようすです。
今週は、全体的に頭が出てきたようです。
前回もご紹介したこの個体。背中の赤の面積はだんだん狭くなり、ほとんど白になりそうです。
今週は、色変わりした個体が多くみられました。この個体は「面被り」かと思いましたが、よくみると頭部分は白くなってしまいそうです。尾びれは先まで赤くなっています。
こちらの個体は、尾芯がちょっと気になりますがどうでしょうか?
今週の紅白ペアから得られた当歳魚たちです。
こちらの個体、写真でみると先週とそれほど変わりがないような感じがします。サイズは大きくなっていますが、頭の方はなかなか発達してきてくれません。
いっぽう、こちらはサイズも大きくなっていますが、フンタンも出てきています。
この個体は、ますますオス親に似てきているようです。
今週、山田芳人さんが来社され「飼育状況の抜き打ち検査」をしていただきました。
そのとき、二歳魚もみていただいたのですが、「この個体は、いつも写真写りが良いですね」とおっしゃっていただきました。
そして、こちらの個体については、「このボディによい尾が着いていたら、品評会で上位入賞しますよ」とのこと。もちろん、「よい尾がついていれば」の話ですが…
冒頭でご紹介した稚魚は、山田芳人さんが「2つに分けたほうがよいですよ」と、おっしゃっていたので分けることにしました。
それと、昨年の大会の上位入賞者の中に、「特撰金魚の餌 星更紗」をメインで与えているという人がいる、といううれしいお話を山田芳人さんから伺いました。