当歳らんちゅうの育成 その1

5月中旬に山田芳人さんから分けていただいた当歳魚(青仔)の育成を始めて半月が経ちました。
途中、育成を始めてから一週間後くらい経った頃、山田芳人さんから「順調に育っていますか?」と、電話をいただきました。魚自体の調子は悪くはありませんでしたが、絶好調な状態を維持できているか? と言われると、ちょっと自信がありません。
「もう、山田さんのところにいる兄弟魚たちとはずいぶん大きさに差が出てきていると思います。」と、私は答えました。そして、その日にコンデジで撮影した青仔の画像を山田芳人さんにメールで送り、現在の姿を見ていただくことにしました。
翌日、山田芳人さんからメールの返事が届き、画像の当歳魚について、「うちのとたぶん同じくらいです。」とのコメントをいただきました。おそらくそんなことはないはずですが、何とかお気を遣わせなくても良いレベルで育成できればと思っています。

今回、魚のサイズを画像上でどう表現していこうかと考えていたのですが、定規よりもわかりやすそうだったので、サイズの比較には100円硬貨を使用することにしました。ちなみに、100円硬貨の直径は22.6ミリだそうです。写真の当歳魚は全長(口先から尾ビレの先まで)で35ミリくらいといったところでしょうか?
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拡大してみるとこんな感じです。実際の当歳魚は、びゅんびゅん泳ぎ回ってばかりいて、じっとしていることはほとんどありません。親魚を撮影するのとはちがってこの写真のようにまっすぐなポーズで撮影するのも一苦労です。
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山田芳人さんから「この当歳魚の両親は頭がとてもよく発達していたので、間違いなく頭が出てきますよ」と教えていただきました。
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育成しているこれらの当歳魚は、まだみんなこんな感じの体色をしていますが、山田芳人さんのところではすでに兄弟魚たちの色変わりが始まってきているそうです。「サイズ的にちょっと早くないですか?」と山田芳人に尋ねると、「まったく問題ありませんよ。すぐに太さは戻ってきますから」とのことでした。
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この当歳魚は、写真では尾の張りが強すぎるように見えますが、今のところは尾先をしなやか振って気持ちのよい泳ぎをしています。しかし、山田芳人さんにもお話しましたが、全体的にはこの2週間で尾ビレの張りが少し強くなったように感じられます。
これまで餌は冷凍アカムシを中心に与えてきましたが、これからは徐々に粒餌も与えて慣らしていこうと思っています。
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