2014やとみ春まつり2014年4月

4月5~6日、愛知県弥富市の弥富市文化広場にて毎年恒例の「やとみ春まつり」が開催されました。

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このイベントは、その名のとおりいわゆる地元の「春まつり」なのですが、毎年弥富市の特産品のひとつである金魚の品評会が行われているので、そのようすをご紹介いたします。

運動場のような舗装のない広場の一角に、白い大きな洗面器がたくさん並べられていました。この中に、さまざまな種類の金魚がたくさん泳いでいます。DSCN0205 DSCN0209

品種ごとに並べられ、それぞれで審査が行われていました。
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その中から、いくつかの金魚をご紹介します。

まずは白黒の模様をもつ「パンダ金魚」。中国でつくられた品種で、品種名の由来は「パンダに配色が似ているから」というものです。写真の個体はきれいな模様をしていますが、これと同じようなものはあちこち探してみても意外とみつかりません。小さいサイズのものではとくに模様が抜けやすので、模様が変わってがっかり、なんてことも少なくないようです。

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そして、こちらは目の下に袋をぶらさげたユーモラスな姿をした品種「水泡眼」。この品種は、らんちゅうのように背びれがないのが通常の姿ですが、写真の個体には背びれがあります。じつは、ランチュウや水泡眼のように背びれのない品種でも、繁殖してみると背びれのある個体が少ない割合で出てくることがあります。
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こちらは、会場周辺でみられた金魚の養殖池のようすです。この田んぼのようなところで、金魚は育てられています。池の水深は浅く、底はお米をつくる田んぼのように泥のままで、プールのようなコンクリートの底ではありません。
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日本一の金魚生産地である弥富ですが、年々こうした金魚を育てる池は減ってきていて、その跡地には住宅がたてられることが多いそうです。もしかすると、残念なことではありますが、近い将来こうした金魚池もみられなくなってしまうのかもしれません。