山田芳人さんが会長を務める尾張優魚会の大会は毎年9月に開催されますが、今年は台風の接近により延期となってしまいました。本ブログでは、その品評会のようすをお伝えするつもりだったのですが、そちらはまた改めてご紹介させていただくこととし、今月も当歳魚たちのようすをお伝えすることにします。なお、尾張優魚会の大会は11月に開催されるとのことです
こちらは、9月23日に撮影した当歳魚たちです。
今年は、体色のことを考えて飼育容器(プラ舟)に付着したコケはあえて残して飼育してきました。ただ、コケとはいっても緑色をした感じのよいものではなく、熱帯魚の世界ではもっとも嫌われる「藍藻」のようなものです。この「コケのようなもの」に色揚げ効果はほぼないと思われますが、飼育容器の薄い水色のままよりかは色が濃くなっているような、いないような…
そして、こちらは10月7日撮影の当歳魚たちのようすです。
本ブログでご紹介するのは今回が初めてですが、今年は素赤が1匹残りました。この個体は、完全な四つ尾ではなく、深く切れ込んだ「サクラ尾」といった感じです。
こちらは、一番尾型のよい個体ですが、背成りはあまりよくありません。泳ぎもあまり上手ではなく、何より体がなかなか大きくなりません。
こちらは、上の個体の倍とまではいきませんが、けっこう大きく成長している個体です。たぶん二歳になってからも成長するタイプなのでしょう。ただ、尾はあまりよくありません。
久しぶりに二歳魚も撮影してみました。
こんな色の悪い魚、いたっけ? と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
じつは、この上の魚を6月頃に撮影したのが下の写真です。
夏の暑い時期、水換えが遅れて体調を崩し、こんな姿になってしまいました。体調を崩したときはもうぜったい助からない、と思ったほどの重症でした。全身充血し、肉瘤はほとんどなくなってしまったように縮んでいましたが、なんとかここまで持ち直しました。
この二歳魚といっしょにいたこの親魚も、体調はそれほど悪くなっていなさそうでしたが、色はかなりあせてしまいました。
色は悪くなりましたが、肉瘤はさらにボリューム感が出てきました。
上の個体の昨年のようすです。色がやはり全然ちがいますね。
こちらの親魚も今回いっしょに撮影しました。
体後半はご覧いただけるような状況ではありませんので、頭のみの撮影です。
こうして見てみるとなかなかよい感じの頭です。
こんな感じでちょっと横から見てみると、目も肉瘤で塞がることなく一応見えていることがわかります。
こちらの二歳魚は、無事に成長しています。あまり体が大きくなるようなタイプではないと思っていたのですが、意外と大きくなってきています。
10月最初の日曜日、錦友会・中部本部大会を見に浜松へ行ってきましたので、少しだけご紹介いたします。
こちらは、「親魚の部」の東大関を獲得した魚です。
そして、こちらが山田芳人さんが出品された当歳魚です。