当歳らんちゅうの育成 その10

9月に入って、これまでの夏らしい暑さの続いた日々とはうって変わって、ちょっと涼しすぎるくらいの天候が続いています。水温も23度を下回るようになってきましたので、エサの与え方にも注意しないといけないかもしれません。
相変わらず冷凍アカムシは与えていますが、これまでよりはやや少なくして、人工飼料の割合を増やしています。そのせいもあって飼育水の汚れが早く、今までの水換えペースではちょっと不安な感じがします。しかし、水の汚れを気にしすぎて餌の量を減らすことになっては意味がありませんので、そろそろ飼育魚数を減らさないといけないかもしれません。
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前回は頭部だけのご紹介だったこの個体。今回は全身のようすをご覧いただきます。背中の散ったような赤い点がなぜか遠くからでも結構目立ちます。フンタンの発達が良いのは相変わらずで、前回よりもさらに大きくなってきています。
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こちらは、前回ご紹介した個体です。写真で見るとあまり前回と変わらない感じですが、体長は伸びてきています。頭もさらに発達しているようです。
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「良い仕上がりが期待される個体」のようすです。とくに変化はありませんが、魚体は大きくなってきています。腰が高いというわけではありませんが、少し角度が急なのかもしれません。わずかな違いでも泳ぎに影響が出てきますので、その泳ぎ方が尾びれの使い方にも影響を与えているようです。
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こちらも前回ご紹介した個体です。もう少し腹がついたてきたら、と思っていますが、なかなか思うようにいきません。そんなにエサ食いが悪い個体ではないのですが…
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こちらは、やや成長の遅い個体です。最近になって良い感じになってきました。まだ幅も腹の具合も今一歩といったところですが、もう少しようすをみたいと思います。
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次回は、山田芳人さんが会長を務める「尾張優魚会」の今月9月20日に開催される大会のようすをご紹介する予定です。