2017年9月 山田芳人さんのらんちゅう飼育

9月最初の土曜日、山田芳人さんの飼育池を訪問させていただきました。
今年もらんちゅう品評会の季節に入り、この先しばらくは毎週のように全国各地で品評会が開催されます。山田芳人さんもいろいろな品評会に参加されることもあり、なかなかお時間の都合がつきにくくなるため、急遽おじゃまさせていただくことになりました。


今年、山田芳人さんは卵をあまり採らなかったのとのこと。加えて採った時期もいつもより遅かったそうです。しかし、「いつもより池あたりの飼育数を少なくしたのが良かったみたいで、5月生まれの魚でも十分すぎるくらい大きくなっちゃいました」と、山田芳人さん。秋の大会の出品時に、大きく育ちすぎていると評価が下がってしまいますので、大きくなり過ぎないよう成長をコントロールしているとのことです。

今回も、秋の大会に使用するかもしれない魚を、まだ大会まで時間のある今の時期に、惜しげもなく披露していただきましたのでご覧ください。

当歳魚の中に、こんな立派なフンタンをもった個体もいました。

そして、中でもこちらの個体! 撮影がイマイチで、ちょっとまがったように写っていますが、もちろん現物はそんなことはありません。動画でお見せしたいほど見事な魚です。大会での活躍が期待されます。

その他にも、いくつか撮影させていただきました。
毎度のことですが、撮影用にとお願いすると、次から次に良い個体が登場するのが本当に驚きです。


こちらは、山田芳人さんが現在育成されている当歳魚の中では一番小さい、6月生まれの魚たちです。山田芳人さんによると、「この中にもまだ良いのがいますよ」とのこと。まだ小ぶりですが、5月生まれの魚がすでにかなり大きくなっているところからすると、この6月生まれの魚たちも秋の大会の頃には、十分なサイズになっている可能性は大です。