近年話題の「環境エンリッチメント」。動物園などの飼育下で工夫を凝らし、動物たちに少しでも自然界のような行動がとれる環境を提供することです。そのなかから採食行動にフォーカスをあてたのが「採食エンリッチメント」です。 多くの野生動物は、活動時間の大半を採食行動に費やしています。しかし飼育下の動物は、食べ物を苦労せずに手に入れることができるため、採食時間が短く、行動の種類も少なくなります。それを補うために、飼育動物が野生本来の採食行動を発現できるようエサの種類を増やしたり、与え方を工夫することを意味します。

いつも決まった場所で、与えられたエサだけをカリカリ、モグモグ‥ついつい単調になりがちな給餌タイム

エサを探して、かじって、取り出して、やっと口にできる労力と手間を与えましょう。これにかかるストレスこそが、逆にストレス解消に役立つのです。